FAX、電話、郵便物、押印…。これがなくなれば、事務仕事って出社いらない?
緊急事態宣言が終わって一か月。
経済再興と感染回避を両立させた生き方を人類は歩んでいるが、その成果は今のところ芳しくはありません。
「移動」を減らして、「消費」を増やす。
「集客」はなるべく集めない。
ワクチン、予防接種が安定的に供給されるまでは、今までの世界からすると矛盾するような常識の中で、今までと同じ「経済活動」をしていかなくてはならないです。
さて、仕事には2種類の仕事があります。
稼ぐ仕事とと稼ぐ人を支援する仕事です。直接的な仕事と、間接的な仕事です。
テレワークの議論において、「稼ぐ仕事」について、「集まるべきか否か」の議論がありますが、「支援する仕事」においては、「集まる必要」があるでしょうか?
タイトルの通り、FAX、電話、郵便物、押印…。これがなくなれば、事務仕事って出社いらないはずです。
特に押印。これは、法律の縛りがなくなれば、一挙に加速することが期待できます。
「行政手続における書面主義、押印原則、対面主義の見直しについて(再検討依頼)」
の結果概要
令 和2 年6月5日
内閣府規制改革推進室
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/digital/20200605/200605digital02.pdf
令和2年6月 19 日
「押印についてのQ&A」
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00095.html
令和2年5月18日
(参考資料)書面規制、押印、対面規制の見直しについて
https://www.fsa.go.jp/singi/shomen_oin/shiryou/20200609/02.pdf
(参考)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000693094.pdf
続く
RPAがもたらす世界(限られた卓越した頭脳と機械で構成される組織)
誰しもが無駄だと考えながら、代替策を置き換えなかった昭和・平成時代の儀式的業務が今ようやく見直されていると実感します。
これは「働き方改革」をきっかけで始まった偉大なる効果です。
その見直しの手段として、RPAが注目を浴び、その言葉がブームになってから、はや2年がたとうとしています。世の中の企業では「〇〇時間の削減の効果」というニュースが踊り、その数字は日に日に大きくなってきています。
ところで、これらの業務効率化の行きつく先はどこでしょうか?。
単純作業から解放された労働者たちはみなクリエイティブな仕事にシフトできるというのがRPAの導入するコンサル、システム会社たちの謳い文句です。
しかし、事務的な仕事を主とする人たちは「考えることは私の仕事ではない。マニュアル通りにその日の仕事をするだけ」というマインドの人たち大半です。彼ら彼女らに「クリエイティブな(考える)仕事」をすることはとても敷居が高いかもしれません。
また、前時代に「ホワイトカラー」と呼ばれる層がやっている仕事には、社内調整という「儀式」が主要な地位を占めています。それに特化して出世してきた人も中に入るでしょう。「社長に決裁を通す手続きの達人」のようなキャリアを歩んできた人が、クリエイティブな仕事と言われても理解が出来ないかもしれません。
いずれ到来する効率化された単純作業のない世界では、「与える仕事がない社員」の増加となる可能性があります。
営利団体である限り不要な人件費を許容する筈もなく、取り得る手段は、リストラしかないはずです(あるいは「退職待ち」)。
優秀な経営者とそれを支える専門家、そして機械の従業員で構成されるミニマムな組織。
こういった新しい形の「会社」が大企業に伍する時代がやってくるかもしれません。
「大企業」が優位性を失った場合、単純労働者の受け口が激減し大失業時代が到来する可能性があります。75歳まで働かなくてはならない時代。そこで自分が何をするのかを真剣に考えなければならない時代がまもなくやってくるのです。
就職氷河期世代の受難再び…
就職氷河期世代がまたも受難の時代を迎えるかもしれませんよ。
2019年時点で50歳以下の人は会社生活におけるバブル時代を知りません。
51歳以上の人たちがいわゆるバブル世代でしょう。
今や彼らは、日本の企業の経営層です。
バブル時代に売り手市場でキャリアを開始し、終身雇用の恩恵を最後まで受けられる「逃切世代」が今の日本の経営層です。
あと、10年~20年現状の仕組みが維持されれば後の事は他人事でしょう。
そして、変化を拒絶する権力を持っています。
宴会芸で出世をしてきた彼らは上司に何でもしてきました。
偉くなった自分達は、当然自分もその恩恵を受けられることが当たり前と信じています。
仕事の実態は、ただただ部下の上げてくる提案と報告に批評をし、責任を取る覚悟のない決裁をし続けるサラリーマン社長の約束された任期。
彼らが副業の解禁を決定できるマインドがあるのでしょうか?。
おそらくどうでもいいと思っています(よくわかっていないと思います)。
今の40~50歳は、最大の危機が今後10年間に待っているかもしれません。
大不況が来るのか来ないのかはわかりません。
ただ、不況が来た時に、真っ先に老害として整理される世代です。
就職氷河期にキャリアをスタートし、大リストラ時代にキャリアを終える…そんな可哀そうな世代になるかもしれません。
身を守るのは自分だけ。
隙を見せてはいけません。経済動向は自分事として知っておくべきです。
勉強をやめてはいけません。
そして盲目的に会社を信じてはいけません。
会社は不況になったときに機械的に個人を切ってくるでしょう。
同僚も上司も誰も助けてはくれないでしょう。
自分とその家族を守ってくれるのは、自分だけです。
何があっても経済的に会社に頼らなくても生活が出来るようにしましょう。
自分の会社がやばいって思うときってどんなときですか?
- ハラスメント系…まずいですね。
- ブラック系…転職しましょう。
- 上司がやる気がない系…目に見えないので非常にまずい。
「働き方改革」って色々言われているけれど、結局何が変わるの?
「働き方改革」って色々言われているけれど、結局何が変わるの?
生産性の向上!、残業を無くそう!、働きやすい職場!…
「働き方改革」って色々言われているけれど、法律で決まったのは7つです。
①時間外労働の上限が月45時間年360時間
‐連続する2カ月から6カ月平均で月80時間以内-単月で100時間未満
-原則である月45時間を上回る回数は年6回まで
②有休消化が義務化
③同一労働同一賃金
④フレックスの消化期間が3か月まで繰り越せる
⑤勤務間隔のインターバルを設けよう
⑥中小企業の残業代割増率引き上げ(月60時間超の残業代を25%増から50%増に)
⑦高度プロフェッショナル制度の導入
罰則がついているので必須です。電通やブラック企業のような過労死対策ですね。
さて、残業というものが無くなります。
「企業」は、この「働き方改革」は、給与を減らす大チャンスと考えているはずです。
生産性は簡単には上がらないので仕事減りません(既に残業という概念のない管理職に併せて仕事をするので変わらない)。
「働き方改革」に他人事の管理職(笑)の下で、いかに時間内に仕事を終わらせる工夫をするか。
そして、減少する収入をどう補填するかを合わせて考える必要があります。
この働き方改革の 法令は、副業解禁の強制もセットであると考えていたのですが、ガイドラインどまりでした。
どこまで強制力があるのかよくわからないです。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000192845.pdf
副業解禁は、各企業の判断に委ねられるわけですが、源泉徴収の計算が面倒になるので、残業代カットにつながる対策と比較すると腰が重い企業が多そうです。
労災とかも面倒そうです。
ソフトバンクのような企業が副業解禁をうたいましたが、普通の会社は足踏みするかもしれませんね。
ところで、副業ってどこからが副業なのでしょうか?
バイトのような「給与所得」はザ・副業です。
株で儲けても副業ではないですよね(譲渡所得)。
不動産持っていて家賃収入を得ていても副業ではないですよね(不動産所得)。
地主さんの息子がサラリーマンで働いていると不動産所得なんて当たり前でしょうし、
サラリーマンでも株で大儲けとかよく聞きますよね。
アフィリエイトはどうなのでしょうか?(雑所得)。
ブログを書いたり、インスタをしたり、Facebookに投稿したり。
みんなが当たり前にやっている行為の中でたまたま儲かっちゃったものを副業と呼べるのでしょうか?
「個人」としての立場だと、副業解禁まで待っていられないです。
株でも不動産でもアフィリエイトでも簡単に儲かるものではありません。
副業カモ…と考え足踏みしているのは時間の無駄です。
儲かってしまったら考えましょう笑。
さっさと初めて、いつか来るかもしれない強制的な副業解禁の日に備えましょう。
the four GAFA 四騎士が創り変えた世界(激変を予言した著名教授が断言 次の10年を支配するルール) スコット・ギャロウェイ
機械学習をコアとするAIがメディアを賑わし始めてから体感で
2年ほどが過ぎました。
しかし、はっきり言って、AIの利用方法ってしょぼくないですか?。
今この時代で、一体どこがこの技術で儲けているのでしょう?
テクノロジー企業?
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018072501031&g=eco
https://www.unisys.co.jp/news/nr_180824_matsue.pdf
(ひどい笑)
それとも、スタートアップ?
https://zuuonline.com/archives/181682
(まだまだ世界は変わる気がしない)
答えは、GAFA(Google、Apple、FaceBook、Amazon)です。
決してAIだけで作り上げた成功ではない、しかし、AI(機械学習をコアとする技術。ビックデータからの系譜)なくしてはこの4企業は現れなかったのかもしれないです。
「GAFAが創り変えた世界で、僕たちはどう生きるか」
これは皆が知るべき世界の仕組みだと思います。
わずか4つの企業がどのように世界を創り変えているか。
本書はそれを明らかにする。
今まさに起きている変化に、私たちは気づいていない。
あなたは困惑するかもしれない。しかし一刻も早くこの変化を知るべきだ。
――セス・ゴーディン(『「新しい働き方」ができる人の時代』著者)
そして面白いです。
知識を得られる本はある。読んで楽しい本もある。
本書はその両方を満たす、きわめて稀な一冊だ。
――ジョーナ・バーガー(『インビジブル・インフルエンス 決断させる力』著者)
スコット・ギャロウェイの授業受けてみたいですね。
(一流ではない落ちこぼれた)サラリーマンが、今後の働き方を考えてみた
- 生活を支えるの唯一の基盤であり(サラリー)、
- 自身の尊厳の唯一の拠り所であり(社会的地位)、
- これまで構築してきた自己の人的資本の集大成であり、
- 家族以外の唯一の社会である(会社以外に付き合いがないとか)。